レーザー焼結(SLS)用砂材料 s-RPnano
特長
レーザー焼結法(SLS法)※1に特化したEOSINT-S※4用材料s-RPnano(sphere for Rapid Prototyping system with nano-technology) を使用することにより、高精度の鋳型(中子・主型)がCADから木型・金型レスでダイレクトに造型できます。勿論、造型した砂型を使用して高品位な鋳鉄、アルミ鋳物が鋳造可能であり、自動車エンジンの開発をはじめとする試作※2や少量多品種の鋳物生産に貢献しております。
※1:材料を約0.1~0.2mm厚に薄く散布し、レーザーを走査する事により材料同士を接着させ、これを繰り返す事により砂型がCADデータからダイレクトに造型されます。 | ※2:木型・金型レスにより試作工期は大幅に短縮されます。 |
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(※1、※2:株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ殿提供資料より) |
詳細
s-RPnanoはレーザー焼結のシステムメーカーであるEOS社※3に認められ、ガス発生量が少なく、表面平滑性に優れる事を本場ドイツで紹介されています。
また、国内のユーザーからも同様の高い評価を受けております。
現在、弊社製材料の使用によりレーザー焼結装置の導入、もしくは増設に至った実績が国内だけでも数社ございます。
材料 | Ra | 鋳物寸法精度 |
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RP-700 | 10 | ±0.1mm |
他社品 | 30 | ±0.5mm |
(参考)自硬性鋳型 | 8 | ±0.1mm |
図1 ガス発生量※6 ガス発生量は従来よりも大幅に少なくなっており、量産のシェルモールドに近いレベルに有ります。 |
品名 | 粒度指数 (AFS) |
特長 |
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RP-4 | 95-110 | ガス発生量低減 |
RP-700 | 130-150 | 面粗度向上、ガス発生量低減 |
上記グレード以外に、数種ユーザーニーズを受け開発中です。
※3:EOS=Electro Optical Systems GmbH(本社ミュンヘン)※4:EOSINT-S: EOS製レーザー焼結装置(砂型造形用装置)
※5:サンプルは全てEOSINT-Sで造型したものです。
※6:数値は代表値であり、性能を保証するものではありません。