エポキシ硬化剤用 特殊レヂトップ
ELPシリーズ 低弾性率フェノール樹脂
化学構造
樹脂特性
特性項目 | 測定方法 | 単位 | ELP40EK | ELP30MB |
---|---|---|---|---|
粘度 | 25℃/E型 | mPa・s | 300 | 340 |
不揮発分 | 135℃/1H | % | 70 | 60 |
溶剤 | ─ | ─ | MEK | MIBK |
<*数値は代表値となります。>
樹脂特徴
効果:低弾性率、低応力、靱性、柔軟性、密着性
特徴:
- ・低弾性率の物性を付与可能な長鎖アルキルフェノール樹脂です。
- ・ゴム配合のような粘度増加がなく、エポキシ硬化系に取り込み可能です。
- ・硬化物の大幅なTg低下がなく、低弾性率化が可能です。
- ・ご要望により、アルキル構造含有率と軟化点の調整が可能です。
ELPシリーズ 低弾性率フェノール樹脂【液状】
化学構造
樹脂特性
特性項目 | 測定方法 | 単位 | ELPC75 | ELP83H |
---|---|---|---|---|
粘度 | 25℃/E型 | Pa・s | 25 | 19 |
水酸基当量 | 滴定法 | g/eq | 211 | 226 |
アルキル構造含有率 | ─ | wt% | 75 | 83 |
<*数値は代表値となります。>
樹脂特徴
効果:低弾性率、低応力、靱性、柔軟性、密着向上、低粘度、液状
特徴:
- ・アリル基非含有の長鎖アルキル液状フェノール樹脂です。
- ・ゴム配合のような粘度増加がなく、
エポキシ硬化系に取り込み可能です。 - ・硬化物に低弾性率、金属密着向上の物性を付与可能です。
- ・従来のフェノール系硬化物の硬くて脆い性質を大幅に改良可能です。
GRA レゾルシンカリックスアレーン化合物
化学構造
樹脂特性
特性項目 | 測定方法 | 単位 | GRA |
---|---|---|---|
融点 | DSC | ℃ | 200~250 |
水酸基当量 | 滴定法 | g/eq | 76 |
残留レゾルシン | GPC | % | 0.5以下 |
<*数値は代表値となります。>
樹脂特徴
効果:高耐熱、低CTE、高弾性率、溶解促進剤、溶剤溶解性
特徴:
- ・通常のカリックスアレーン化合物は溶剤に難溶ですが、
本化合物は高い溶剤溶解性を有します。
溶剤例:アセトン、MEK、MIBK、アノン、メタノール、THF、PGME、PGMEA、 etc - ・エポキシ樹脂硬化剤として、フェノール樹脂と同等の反応性を有します。
- ・アルカリ溶解促進剤等としても使用可能です。
HB ハイドロキノンビフェニレン樹脂
化学構造
樹脂特性
特性項目 | 測定方法 | 単位 | HB |
---|---|---|---|
軟化点 | メトラー法 | ℃ | 129 |
溶融粘度 | 200℃ | P | 4.5 |
水酸基当量 | 滴定法 | g/eq | 113 |
<*数値は代表値となります。>
樹脂特徴
効果:高耐熱、高熱伝導、難燃
特徴:
- ・ハイドロキノンモノマー含有率が1.0%以下のビフェニレン樹脂です。
- ・多価水酸基によりガラス転移温度が向上します。
- ・ハイドロキノン及びビフェニレンの結晶性により、高熱伝導な成型物が作成可能です。
TPM 低粘度トリフェニルメタン型樹脂
化学構造
樹脂特性
特性項目 | 測定方法 | 単位 | TPM-100 |
---|---|---|---|
軟化点 | メトラー法 | ℃ | 108 |
溶融粘度 | 150℃ | P | 4.3 |
水酸基当量 | 滴定法 | g/eq | 98 |
<*数値は代表値となります。>
樹脂特徴
効果:高耐熱、低粘度
特徴:
- ・TPM型樹脂として高い耐熱性を示します。
- ・TPM型樹脂として最も低粘度のため、高い流動性を示します。
- ・分子量分布が狭く、反応が均一に進行します。
FTC 低極性フェノール樹脂
化学構造
樹脂特性
特性項目 | 測定方法 | 単位 | FTC |
---|---|---|---|
軟化点 | メトラー法 | ℃ | 110 |
溶融粘度 | 200℃ | P | 10 |
水酸基当量 | 理論値 | g/eq | 1200 |
<*数値は代表値となります。>
樹脂特徴
効果:低弾性率、低応力、靱性、柔軟性、密着向上、低誘電
特徴:
- ・末端フェノール性水酸基の低極性樹脂です。
- ・エポキシ樹脂と硬化させることで、
フィルム化が可能です。 - ・硬化物の誘電特性が低くなります。
- ・種々の溶剤に可溶です。